PC起動時のネットワークドライブに再接続できませんでしたの対策

Windows10でNASをネットワークドライブとして割り当てているのですが、PC起動時に毎回ネットワークドライブに再接続できませんでしたとでるのがわずらわしかったので対策を調べてみました。

おおまかに言うと、(1)PC起動時にネットワークドライブに自動で接続するようにスクリプトを作成する。(2)PCシャットダウン時にネットワークドライブを削除するようにすると、起動時の通知が出なくなりました。(1)の対策だけだと自分の環境では不十分でした。

(1)のスクリプトは以下を参考に作成しました。
PC起動時ネットワークドライブに接続できない(追記あり)

「drivemount.vbs」というファイルを新規作成し、例えばZドライブを使用しているなら次のようにします。

WScript.sleep 1000
Set objNetwork = CreateObject(“WScript.Network”)
objNetWork.MapNetworkDrive “Z:”, “\\192.168.1.100\home”


ドライブ名やフォルダのパスは適宜環境に合わせて書き換えてください。
ネットワークドライブを手動で切断してから、作成したファイルをダブルクリックで実行してネットワークドライブに接続出来たら成功です。
次に、スクリプトを起動時に実行させるために作成したvbsファイルをWindowsのスタートアップに配置します。
Windows10だと
C:\Users\ログインしているユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
に配置すればOKです。

(1)の対策してPCを起動すると、右下に再接続できませんでしたという通知が出てからドライブに接続するという挙動を取るので、さらに(2)の処置をします。
参考にしたのは以下です。
Windows10 ネットワークドライブの割り当てと切断手順とnet useコマンドの使い方

まず、ネットワークドライブを切断するバッチファイルを作成します。
「driveunmount.bat」というファイルを新規作成し、例えばZドライブを削除する場合は以下のようにします。

net use Z: /delete /YES

バッチファイルをダブルクリックで実行してネットワークドライブが削除出来たら成功してます。
次に、Windows終了時にバッチファイルを自動で実行するように設定します。
設定方法は以下が参考になりました。
Windows10で終了時に特定のスクリプトを実行させる方法(ローカルグループポリシー/gpedit.msc)

Windowsキーを押して、「gpedit.msc」と入力するとグループポリシーエディタが起動するので
コンピュータの構成→Windowsの設定→スクリプト(スタートアップ/シャットダウン)のシャットダウンの項目に、先ほど作成した「driveunmount.bat」を指定するとシャットダウン時にバッチファイルを実行できます。ファイルの置く場所は任意でいいようです。

(1)(2)の処置をすると自分の環境では通知が出なくなりました、毎回PC起動時に通知が鳴って気になっていたのでそれが無くなって良かったです。


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